毎年大好評をいただき、四年連続で単品売上数日本一を達成した(※1)ジャパネットのおせちは、いかにして「日本一」へと成長したのか。通販サイトの画面だけでは語り尽くせない「こだわりのクオリティ」。そこには、美味しさを追求する作り手たちの熱い真剣勝負がありました。今回は、製造を手掛ける株式会社山福の柏木社長と当社バイヤー勝野による、特別対談の模様をお届けします!
※1:株式会社東京商工リサーチ調べ(2023年〜2026年正月用の日本国内での単品売上数において)
原料の確保は「前年の秋」から!限界を越える今年のこだわり
―長年タッグを組んでおせちを作り上げてきたお二人ですが、今年のおせちにはどのような想いやこだわりが込められているのでしょうか?
勝野(ジャパネット) ズバリ「中身と品質の圧倒的な向上」です!お客様の声を参考に品数を72品目から73品目へと増やし、ご家族みんなで分け合いやすいよう、食材の個数や総重量もガッツリとアップさせました。企業努力で限界までボリュームをアップしています!
―品数だけでなく個数や総重量まで……!そこまで攻めたボリュームアップとなると、パートナーである山福さんにとっても相当な挑戦だったのではないでしょうか?
柏木社長(山福) 勝野さんからの要望は毎年本当に高くて(笑)。でも、「ジャパネットさんのおせちには、より良いものを」という思いは我々も同じです。お正月が終わるや否や、次のお正月へ向けた壮大な準備が始まります。アワビやローストビーフなどの人気食材は、実は一年以上も前の9月頃から原料の確保に動いているんですよ。
勝野(ジャパネット) それも山福さんの素晴らしい開発力と調整力があるからこそ実現できているんです。山福さんは年間約300品もの新製品を開発されている業界のトップメーカー。だからこそ私たちも信頼して「昨年を必ず超えるおせちにしてください」と高いハードルをお願いできますし、山福さんはそれを毎回形にしてくださる。
柏木社長(山福) 我々も毎月20品以上新しい商品を生み出していますから、その中から最高のおせちにふさわしい食材を常に厳選して組み込んでいます。
勝野(ジャパネット)しかも驚くべきことに、おせちに採用された品目一つ一つに対して専用の製造指示書を作り、味付けや盛り付けまで細かくすり合わせを行っているんです。全国から集める厳選食材の品質管理から仕上げまで、これほど徹底して形にできるのは、長年おせちに向き合ってきた山福さんだからこそだと思います。
バイヤーの情熱×プロの目線で生み出す「料亭の味」
―ボリュームはもちろんですが、一番大切なのはやはり「味」ですよね。冷凍でお届けするジャパネットのおせちには、美味しさを損なわないためにどんなこだわりがあるのでしょうか?
勝野(ジャパネット) 「味」に関しても当然、一切の妥協はありません。「冷凍のおせちは味が落ちるのでは?」というイメージを覆すために、山福さんのプロの知見と急速冷凍の技術を最大限に活かして作っています。
柏木社長(山福) 実は、「冷凍だからこその強み」があるんですよ。通常、常温や冷蔵のおせちは日持ちさせるために味を濃くしがちですが、我々の急速冷凍ならその必要がありません。調理後すぐに急速冷凍させるため、普段料理屋さんにお出しするのと同じ「食材本来のベストな味付け」のまま食卓へお届けできるのが最大の強みです。
勝野(ジャパネット) その「ベストな味」を届けるために、7,000件(※2)を超えるお客様レビューをもとに味付けの微調整まで一緒に行っていますよね。以前「少し味が濃い」とご指摘をいただいた際も、山福さんが各工場へ細かく指示を出して味を改良してくださいました。
※2…2026年正月用おせちを購入いただいたお客様へのアンケート(実施期間:2026年1月1日~1月31日、回答数:7,003件)
柏木社長(山福) ええ。そうやって常に改善を重ねていますし、そもそも冷凍することでクオリティが落ちてしまう食材については、プロとして「かえってレベルが下がりますよ」とハッキリお伝えして、本当に美味しく届けられるメニューだけを厳選しています。
勝野(ジャパネット) そうやって妥協なく作り上げられる山福さんの高い技術力と、大量のおせちを全国へ確実にお届けできるジャパネットの物流の強さ。この掛け合わせがあってこそ、4年連続日本一のクオリティが実現できているのだと確信しています。
工場泣かせ!?「手詰め」と「サイズ感」への執念
―おせちといえば、重箱のサイズ感や、蓋を開けた瞬間の華やかさも気になるところです。お重の盛り付けにはどのようなこだわりがあるのでしょうか?
勝野(ジャパネット)重箱のサイズ感も盛り付けも、お客様が手にした瞬間の満足度を一番に考えて設計しています。 サイズに関しては、豪華さを保ちつつ「ご家庭の冷凍庫に入るギリギリの大きさ」である2段重にこだわりました。 さらに盛り付けについては、今年AIを活用して人の視線が集まるポイントを分析し、蓋を開けた瞬間にパッと華やかさが目に飛び込んでくる工夫を取り入れています!
柏木社長(山福) 仕切りもあえて縦横ではなく斜めにして立体感を出しているんですが……これが本当に隙間が埋めづらくて、詰める工場からすると本当に大変なんです(笑)。でも、工場が嫌がるおせちこそが見栄えの良いおせちでもある。ジャパネットさんのおせちはこの「手詰め」の圧倒的なビジュアルこそが命です。今年は仕切りが見えづらくなるほどみっちり詰めていて、現場から「蓋が閉まらない!」って声が上がるほどの過去最高の出来栄えですよ。
勝野(ジャパネット) アワビの処理も本当にすごかったです!風味の好みが分かれる「肝」をどうしても外したかったんですが、普通に外すと殻から身が外れてしまい、届けた際の見栄えが悪くなってしまう。そこで山福さんが「水揚げ直後の生きた状態で、殻付きのまま手で肝を抜く」という超高難度の技術で応えてくれて。これは他では絶対できないですよ!
なぜ「夏」からおせちを販売するのか?
―ジャパネットではおせちの販売を夏からスタートしていますが、一見早すぎるようにも思えます。ここにはどんな理由があるのでしょうか。
勝野(ジャパネット)お盆でご親族が集まった時に、「年末年始はどうしようか? またみんなで集まろうね」と会話するきっかけにしていただきたいんです。家族の絆を深める温かい時間になってほしくて。 おせちは大人が食べがちですが、みんなで楽しんでほしいという思いから、ハンバーグなどお子様が好きなメニューも充実させています。さらに、「年末に人が集まるなら年越し蕎麦も絶対に必要だ!」と思い立ちまして。
柏木社長(山福)いきなり言い出しましたからね(笑)。でも、それならと日本一美味しいと自信を持って紹介できる茶そばのメーカーをご紹介しました。リピーターがつくほど美味しいお蕎麦なので、おせちと一緒に最高の年越しも楽しんでいただけます。
勝野(ジャパネット)夏から早くご予約いただくことで工場の生産計画が立てやすいと言う事もあります。そこで生み出せたコストメリットをお客様に価格還元できているんです。
お客様の「美味しい!」の声が一番の原動力
―2020年から始まったおせち事業ですが、今や共に業界を牽引する存在となりました。お二人がおせちに込める熱意を改めてお聞かせください。
柏木社長(山福)当初、勝野さんから「業界のトップ記録を塗り替えたい」と途方もない目標を聞いたときは衝撃でした。当時の感覚からすると並大抵ではない数字でしたからね。 でも、「本気なら一緒にやろう!」と全社を挙げ、製造メーカー全社を挙げて挑み、共に業界を変えてきました。 2027年用のイチオシは、原料確保に駆けずり回ってようやく実現したブランド豚「三元豚の角煮」と、希少な「子持昆布彩り和え」です。今まさに十数か所の工場はフル生産の真っ只中。何よりも「クオリティを落とさず、お客様のもとへちゃんとお届けすること」を第一に、最後まで走り抜けます!
勝野(ジャパネット) 私はひそかにこだわっている「干支の食材」にぜひ注目していただきたいです。今年は「羊」の顔が可愛らしくわかるように工夫しました。まずは多くのメーカー様や工場の方々と共に、無事におせちを完成・お届けする事。そして年末年始にお客様がSNS等に写真をアップして喜んでくださっているのを見るのが一番の喜びです。 結果とお客様の反応がすべて。これからも妥協せず最高のおせちをお届けします!
―お二人の並々ならぬ情熱と、妥協を一切許さない真剣勝負。「四年連続単品売上数日本一(※1)」という結果は、この強いパートナーシップから生まれていたのですね。次の年末年始も、たくさんのお客様の食卓へ美味しくて華やかな笑顔が届くのを楽しみにしています。
※1:株式会社東京商工リサーチ調べ(2023年〜2026年正月用の日本国内での単品売上数において)