エピソードストーリー03 利益還元祭

Episode03

感謝を届けて、届けられて。
「利益還元祭」は、毎年10月中下旬から年末にかけて実施されるキャンペーンイベント。1年間の感謝の気持ちを込めて、人気商品を特別価格で販売するほか、懸賞として旅行などが用意される。この旅行には社員も同行する。2014年は豪華客船によるクルーズ旅行だった。

全社を挙げての「お祭り」が利益還元祭。

――利益還元祭では、それぞれどんな仕事をしますか?

田丸

商品を紹介するテレビやラジオの放送枠を調達するのが、私たちメディアバイイングの役目です。

利益還元祭は、1年の感謝をお客様にお届けするキャンペーンですが、新しいお客様と出会うチャンスでもあります。そのため、できるだけ多くの放送枠を獲得して、お客様と接点をつくれるように努めます。

ただ、「利益還元祭なので枠をください」と、そのときだけ放送局にお邪魔してもダメで、お取引先様とWin-Winの関係を築くのが、ジャパネットの社風です。

普段から密にコミュニケーションを取り、お互いにとってメリットを出すにはどうしたらよいか、ときには一緒に考えながら、信頼関係を築いていきます。

岩下

メディアを制作する者にとっては、普段のキャンペーンと同じで、いかにお客様に商品を買っていただくものをつくるかがミッションになります。

一方で、利益還元祭そのものを、面白く楽しい企画として見せることに、より注力します。

サイト上でも「お祭り」であることが全面に出るように、デザインなどは工夫。キャンペーン期間になった瞬間、ガラッと変わるようにしたり。メディアが盛り上がらないと、感謝の気持ちもお客様に伝わらないですからね。

河野

キャンペーンでお祭りの感じを打ち出すことは、テレビ制作も大事にしています。私たちMCも、いつも以上に声を張り上げてしまいます(笑)。

2014年の利益還元祭は、初めてクルーズ旅行が懸賞となりました。

どうやってこのよさを伝えようかと企画や制作のメンバーと一生懸命議論した結果、画面上に大きくどーんとクルーズ船を見せることに。カメラが引いてもギリギリ全部映る、客船が海を渡航している巨大パネルをつくりました。横5メートル以上あったでしょうか。

そこに大きな文字で「第16回利益還元祭」。その前でMCが視聴者の皆さんに呼びかけたんです。

増田

懸賞やキャンペーンの企画、運営を担当するのが当時の私の部署。利益還元祭は一年の中でも一番の山場です。

懸賞を検討する際には、売上につなげることはもちろん、ご購入いただくことの多いシニア層の方を考え、例えば、移動に負担のないコースにするなど、慎重に検討を重ねます。

また、毎年、当選した方は1、2名で参加なさいます。ほとんど知らない方同士が100名集まるので、全員が楽しめるようパーティーを企画したり。ジャパネットの社員も一緒に観光地を回らせていただき、お一人のお客様でも不自由なく楽しめるよう配慮しています。

「テンパっちゃうのが面白いのよ!」

――懸賞旅行のクルージングは、どんな様子でしたか?

増田

私は、キャンペーン企画の部署でしたので、旅行に応募いただいた方の中から当選者を決める抽選会も運営していました。私自身は初めて参加したのですが、26万通のはがきが机の上に並ぶ姿は圧巻でした。MCと一緒に一人ずつはがきを引いていくと、丁寧につくり込んであるものも随分見かけました。皆さん、楽しんで応募してくださっているんだなって思いましたね。

クルージングでは、船内説明会やシップツアーを企画。その他にも、お客様と観光地を一緒に回らせていただきました。ディナーのときは、毎日、違うお客様のテーブルに同席。最初はご挨拶程度でしたが、毎日お話しするうちに、「今日はこんなところに行ってみた」などお話ししていただくようになって。

私がスタッフと分かると、「ここにはどう行ったらいい?」と頼りにしていただけました。そういうのが、すごくうれしかったですね。

岩下

私は行く前は不安でしたね。私たちは、お客様をおもてなしする立場ですが、クルーズに乗ったことはありません。

もちろん、事前に勉強しました。地図をもらって、資料も集めて、この4人で何度も話をした。けれど、結局は想像の域を出ません。

案の定、2日目ぐらいまでは、船がどっちに進んでいるかも分からない(苦笑)。

お客様に聞かれるんです、「ここに行きたいんだけど」って。本当は「こう行ってください」とその場でお教えするのでしょうが、「ちょっと待ってください。一緒に行ってみましょう」……それでは、本当はダメです。ですが、お客様は「ありがとう」と、本当に皆さん、温かかった。

そういう方たちが、ジャパネットをご利用いただいているんだなと思いましたね。

田丸

私はメディアの営業職なので、これまでお客様とコミュニケーションをとる機会がありませんでした。

でも、クルーズで、直にお客様と接することができて、しかも、ジャパネットを好きでいてくれるお客様が100名も集まってくださるのを見て、自分の業務に対するモチベーションがより上がりました。

「(自分が担当している局のレギュラー放送を)見て買いました」なんて聞くと、「ああ、この人に届いたんだな」って実感できてうれしかったです。

河野

私たちMCも、お客様と直接お会いする接点はありません。普段、お客様はテレビカメラの向こう側にいらっしゃいます。だから、お会いするまで、ドキドキしていたんです。でも、皆さん本当に温かく素敵な方ばかりでした。

また、ジャパネットは、アナウンサー口調ではなく、小気味よいテンポを重視しています。方言も丸出し(笑)。それが、どう伝わっているのだろうという不安もありました。

テレビでの商品紹介中にメインMCがペアのMCに対して突然のムチャ振りをすることも多くて、特に私は振られて慌てちゃうことが多かったから(笑)。

でも、お客様は「それが面白いのよ!」って(笑)。

「普通のテレビショッピングにはない、掛け合いで冗談を言ったりするのがいい」とか、「テンポ感がいいから自然と見ちゃう」とか。すごくホッとしました。ご意見をいただけて、とてもありがたかったです。

ジャパネットの原点を感じた。

――お客様と一緒に過ごして、何を感じましたか。

岩下

当たり前だけど、自分たちはお客様に支えられているんだなと。

小さなカメラショップのときから、ジャパネットはお客様を大切にしてきた。だから、今もお客様に愛される。そこは、ずっと受け継いでいかなければと思いました。そういう意味で、ジャパネットの原点を感じた気がします。

また、私たちは、商品を通して、生活が変わることだったり豊かになることだったり、感動を伝えたいと思っています。よりよいもの、よいサービスをこれからも探していかなければならない。

クルーズを楽しんでいるお客様を見て、まだまだジャパネットとしてやれることはあって、まだまだたくさんの人に喜んでいただけるって思いました。

田丸

全体的に入念な準備・計画を行ってきた今回の利益還元祭の最後の最後のイベントが、その年の懸賞であるクルーズでした。たくさんの部署の仕事を経て、ジャパネットの商品をお客様に買っていただき、しかも、すごく喜んでいただいている――正直、そういうことが、今まで私は実感できていませんでした。

ジャパネットではたくさんの社員が、各々の仕事をしていますから、私のような社員は他にもいると思うんです。だから、自分の経験をみんなに発信したい。

どんなお客様がどんな想いを持っているかをみんなで共有して、改めてお客様に感謝の気持ちを返していく。そういうサイクルができたらいいなと思いました。

河野

テレビの向こう側で、どういった方々がジャパネットを利用してくださっているか意識できるようになりました。

「アクティブシニアの皆さん!」って私はよくテレビから呼びかけるんですが、お客様の中に、80歳を過ぎても山に登っていたりする方もいました。だから、クルーズ後には、商品紹介のときに「朝、頑張って歩いていらっしゃいませんか?」など、具体的な話ができるようになりました。

それに、「いいのよ、あの掃除機。2個買っちゃったの」とか言っていただくことも。

自分たちの紹介しているものの価値を、お客様から教えていただいた感じです。紹介する商品に、自分の仕事に、一層自信が持てるようになりました。

増田

お客様から「クルーズって憧れていたけど手が出せなかった」「一回は行ってみたかった」と何度も言われました。旅行後にお手紙くださった方もいます。ジャパネットがキャンペーンで発信したいのは、夢、希望、感動。それを、きちんと伝えられたと感じてうれしかったですね。

また、ジャパネットの懸賞旅行って、必ず社員も一緒に行くんです。行くまでは、お客様だけでの旅行を懸賞にするのもありなのでは?と思っていたんですけど、一緒に行くことこそが「ジャパネットらしさ」なんだと思いました。

お客様とのコミュニケーションを大事にして、そこで何かを得て社内で共有、自分たちの仕事に活かす――それが、ジャパネットなんです。

  • 岩下 英樹
    岩下 英樹
    株式会社ジャパネットメディアクリエーション
    プロモーション戦略部 シニアリーダー
    2006年3月キャリア入社
  • 河野 友里
    河野 友里
    株式会社ジャパネットたかた
    テレビ企画・商材戦略部
    2010年4月新卒入社

    ※当時:株式会社ジャパネットたかた テレビ企画制作部 MC課

  • 田丸 裕章
    田丸 裕章
    株式会社ジャパネットホールディングス
    HD人事戦略部 労務戦略課
    2015年1月キャリア入社

    ※当時:株式会社ジャパネットメディアクリエーション メディア部 東日本課
    (ジャパネットメディアクリエーション前身の会社であるエスプリングアジャンスに2012年5月キャリア入社)

  • 増田 夕海
    増田 夕海
    株式会社ジャパネットメディアクリエーション
    クリエイティブ部 チーフ
    2015年1月キャリア入社

    ※当時:プロモーション企画部 メディアミックス媒体企画戦略課
    (ジャパネットメディアクリエーション前身の会社であるエスプリングアジャンスに2011年2月キャリア入社)