エピソードストーリー02 大望年会

Episode02

絆をつないだ2日間。
12月になると、忙しさに追われながらも、ジャパネットグループの社員はワクワクし始める。「大望年会」が近いのだ。過去を忘れるのでなく、その年の努力を労い、未来の活躍を望むから大「望」年会。毎年、各拠点から多くの社員が佐世保の本社近くのホテルに集まる。

2015年9月ごろ

準備開始。

準備は秋に始まる。まずは、社長を交えてのミーティングで、コンセプトとテーマを決定。そのミーティングに福田も参加していた。「2015年は6社のホールディングス体制になり、髙田明前社長から旭人社長へバトンタッチした節目の年。翌2016年は、創立30周年ということもあり、お取引様抜きで社員全員参加で行うことに決めました」。

テーマは「新星ジャパネット~つながる、つなげる~」。

新たに2社が増え、計8社となる各グループ会社を会社のロゴマークにもある星ととらえ、グループの絆、そして、それまでの29年とこれからの30年をつなぐ想いを込めた。コンセプトとテーマが決まると、様々な部署から集められた20名ほどの幹事と一緒に細かい内容を考えていく。

「『つなぐ』だから、当日、幹事はツナギを着ようとか(笑)」。

2015年12月11日

9時

大移動その1。

当日の12月11日の朝。ジャパネットグループ社員が続々と羽田空港に集まってきた。東京の拠点から佐世保本社へ出発するためである。その中の一人に安部がいた。

大望年会には入社以来毎回出席しているが、2015年は部署のチーフとなって初めての参加だった。

安部が乗る9時の便は30~40名ほどと一緒。普段接したことない社員もいた。「最初は人見知り状態だったのが、だんだん打ち解けていくのが毎年の光景。道中も一つのイベントなんです」。

10時前

大移動その2。

大本は、大望年会の話を聞いて「仕事だと思った(笑)」。

その年の9月にキャリア入社したばかり。「これまでの職場でも社員旅行はありましたが、義務的に参加していました」。このときも、業務に集中していて、前日に、明日佐世保に行くんだっけと気づいたぐらい。

「でも、出発の飛行機の中では、仕事で会ったことのない人と映画の話をしたりして、楽しく過ごしました」。

この日、東京から佐世保に向かったメンバーは200名を超える。この大移動を、福田は、旅行代理店の協力を仰ぎ取りまとめた。「時間帯などできるだけ個人の希望に応じたので、苦労しました。最後は、『自分は旅行代理店の人なんじゃないか?』と思うくらい(笑)」。

11時~16時

ワークショップ。

当日。佐世保勤務、入社1年目の本村は、各地から集まってくる社員を、朝から出迎えた。「テレビ会議でしか会ったことがない人に挨拶したり。もうそのときから、佐世保本社内は和気あいあいのムードです」。

大望年会が始まるまでの間は、本社内にてワークショップが実施された。佐世保にいる社員が、他拠点の社員に「テレビ放送ができるまで」「ジャパネットの歴史」「新しくできたグループ会社の取組」などをレクチャーするもの。

本村自身も、社内システム情報の活用を知るワークショップに参加している。

3階のラジオブースでは、FMレギュラー放送の3,000回記念特番を、東京のラジオパーソナリティーを迎えて生放送。多くの社員がその様子を見学した。

18時過ぎ

オープニング。

16時ころ出席者は会場となるホテルへ移動。600人近くが座る会場に入って、大本はグループの規模感を肌で感じたという。本村もうなづく。「こんなにたくさんの人たちと一緒に仕事しているんだなと。でも、雰囲気は本当にアットホームで、気後れすることなく会場に入れました」。

18時すぎ、「2015年ジャパネットグループ大望年会」スタート。

まずは社長挨拶、乾杯。安部は思った。「例年は、まず、(前社長の)明社長が壇上に上がって話すのが今年は旭人社長。当然のことなんですが、改めて『ああ、変わったんだな』と」。

続いて、これまでの歩みをつづったVTRの上映。今までは幹事がつくっていたが、広告代理店業務を担うジャパネットメディアクリエーションが2015年に事業会社となったことを受け、同社が制作。

「やっぱり完成度が違う。プロってすごいなと感動しました(福田)」。

19時ごろ

食事・歓談。

安部は、様々な人と話した。「目の前の仕事をやっていればよかったそれまでとは違い、チーフになって、自分のチームの社内でのポジションや、目標設定で悩むこともありました。でも、会場で、同じように新しくチーフになった人とか、先輩の所属長と話すことができました。

『自分だけじゃない。みんな同じように悩んで、それでも頑張っているんだ』。そう感じて少し気持ちが楽になりました」。

20時ごろから

余興。

プログラムのメインの一つが余興。グループ各社対抗で、役員が出来栄えや面白さを審査する。もともとお祭り事は好きじゃないという大本。

「でも、転職したことをきっかけに参加してみました」。大本が所属するのは、各社の経営戦略を担い、各社管理部門のコンサルティングを行うジャパネットホールディングス。

「だから、『全グループ会社にエールを送る応援団』という内容。20名ほどの有志の中、私は経験のないトランペット担当でしたが、当日、音が出せるようになりました(笑)」。

ジャッジの結果、見事1位を獲得。「その瞬間は、普段、会話を交わしたことがない人ともハイタッチしてました」。

同期とソーラン節を踊った本村は、それぞれの会社の雰囲気が出し物に表れていたことが印象深い。「例えば、ジャパネットメディアクリエーションなら映像技術を駆使。ジャパネットコミュニケーションズは、コールセンターのメンバーが若く、すごく元気がありました」。

21時前

エンディング。

プログラムの中には、創業からのメンバーと明前社長との座談会もあった。「『本当に個人商店から始まったんだな』って思いましたね(福田)」。「創業当初のリアルな話を聞けて、すごく面白かった(本村)」。

最も功績を残したとされる部署には毎年社長賞が贈られるが、2015年は本村の所属するペーパーメディア企画制作部が獲得。

「そんなすごい部署で働いていたんだなって思いました。入社1年目で、会社にとって成果を挙げることの力になれたと、自分の仕事を誇らしく思いました」。

安部はエンディング近くの光景が忘れられない。「旭人社長と明前社長が固く握手したシーンがあって。明前社長は笑顔で、旭人社長は少し照れくさそうに、でもやっぱり笑顔で。それを見て泣いている人もいました。私も感じるものがありましたね」。

こうして、大盛況のうちに大望年会の本会は幕を閉じた。

21時から

キャリア入社者向け二次会。

その後、同会場では、入社したてのキャリア入社者が参加する二次会が行われた。もちろん大本も参加。「キャリア入社者はいわゆる『同期』がいませんから、入社前はつながりがないことが不安でした。

でも、同じ不安を抱えるキャリア入社者で集まり、お酒を酌み交わすことで、仕事で関係のない部署の人ともつながりができました。『同期』ができる場が用意されていたことがうれしかったですね」。

同時刻

管理職向け二次会。

時を同じくして、管理職の社員が参加する二次会も実施された。長年ジャパネットに携わってきた部門長から、この年に初めて所属長になった20代の社員までが、顔をそろえた。一次会よりもさらに広く、深く、管理職だからこそ語れる経験談や悩み、アドバイスが行き交った。また、各事業会社や部署ならではのノウハウの共有も行われた。縦のつながりだけでなく、横のつながりからも会社の一体感を強く感じることができ、それぞれの管理職社員にとっては大切な時間となったようだ。

12月12日、10時ごろから。

スポーツ大会。

翌日には、福利厚生施設の体育館でスポーツ大会を実施。フットサル、バレー、ドッジボール、テニス、卓球を各社が競った。

結構、本気でしたねと安部。ドッジボールに参加したが、実は少し遅れて決勝戦からの参戦で、出たらいきなり負けてしまった。

「みんな本気で悔しがっていて、社長からも安部さんがちゃんと起きていたら勝てたと思う!』って、結構、真面目に怒られました(笑)」。

福田は審判をやりつつ、プレーヤーとしてもバレーに参加。「旭人社長と同じチームで出たんですけど、仕事くらい本気。大学時代のユニホームを持ってきている人たちもいました(笑)」。同じくバレーに参加した本村もうなづく。「厳格そうな方が、『うわー、今、惜しかった!』と言っている姿が、すごく印象的でした(笑)」。

大本は卓球に参加。「すぐに負けてしまったのですが、その代わり、盛り上がっている会場をじっくり見ることができました。前夜の二次会のあとだったから、この強いつながりの中に、自分も入っていけるって素直に思えました」。

祭りのあとで。

大本の感想。「最初は『仕事』なんて思っていたけれど、参加してよかったと思います。前向きな人に引っ張られて参加した形でしたが、最終的にすごく楽しむことができました」。

続いて安部。「会社も変わり、自分もチーフにもなった年。『自分たちでやっていかなきゃならない』とずっと思ってました。でも、大望年会で、各社が得意分野をアピールする姿を見て、『自分たちでやっていける』と感じました」。

本村が感じたのは「不易流行」。「これまでのことを大事にしながらも、自分たちで、新たな可能性を生み出して前に進んでいくんだと思いましたね」。

福田は、旭人社長や明前社長から言葉をもらった。旭人社長からは「今までで一番いい会だったね」。明前社長からは、「これからもやっていけると思った。安心したよ」。

どうやら、それぞれのグループ会社が、そして、これまでの29年と次の30年が、この大望年会でしっかり「つながった」ようだ。

  • 安部 祐一郎
    安部 祐一郎
    株式会社ジャパネットメディアクリエーション
    メディア部 媒体推進課 チーフ
    2011年新卒入社
  • 大本 清隆
    大本 清隆
    株式会社ジャパネットホールディングス
    HDファシリティ戦略部 システム利便性向上課
    2015年キャリア入社
  • 福田 舞
    福田 舞
    株式会社ジャパネットホールディングス
    HDファシリティ戦略部 総務戦略課
    2011年新卒入社
  • 本村 優夏
    本村 優夏
    株式会社ジャパネットたかた
    ペーパーメディア企画制作部 ペーパーメディア企画・商材戦略課
    2015年新卒入社